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菅野 瑞穂; 末岡 茂; 福田 将眞
JAEA-Testing 2020-010, 38 Pages, 2021/03
本書は、日本原子力研究開発機構東濃地科学センターで行う(U-Th)/He年代測定法の分析のうち、He測定に係る手順について取りまとめたものである。(U-Th)/He年代測定法はU, Th系列の放射性同位体の壊変を利用した放射性年代測定法で、熱年代測定に利用可能な測定法である。中でもジルコン,アパタイトを用いることで、低温領域の熱履歴を推定することができる。本書では試料調製の作業は役務作業員や学生実習生など、本作業を初めて行う者や経験に乏しい者が実施する場合があることから、作業手順や注意すべき点などを詳しく記載した。また、作業中に利用できる記録用紙のフォーマットを含めた。
福田 将眞; Barry, K.*; 末岡 茂; 檀原 徹*; 岩野 英樹*; 田上 高広*
no journal, ,
ZHe法は、約1100C/年の冷却速度と中程度の放射線損傷下で160200Cの閉鎖温度であり、地殻最上部の10km以浅における熱履歴を復元できる手法である。従来のZHe年代測定で標準試料として使用されてきたFish Canyon Tuffのジルコンは、強いU-Thゾーニングを示すことがある。この問題により、近年ZHe年代測定の標準物質として考えられる他のジルコンを評価する研究が行われている。本講演では、ZFT法またはU-Pb年代の標準試料や国内の標準試料候補から選ばれた、100Ma未満で放射線損傷が比較的少ない8試料のジルコンについて、ZHe法の標準試料としての評価結果を報告する。ZHe年代測定は各サンプルから30粒のジルコンに対して行い、その適性を評価した。結論として、TRG04-21とMt.Dromedaryのみ既報年代と一致するZHe年代を得たが、他の試料では中程度から高い年代のばらつきや、先行データと一致ないし有意に若い年代となった。